内容説明
諸井誠のライフワーク「ベートーヴェンピアノ・ソナタ研究」第一弾登場。ピアノ・ソナタ全32曲をソナタ形式になぞらえ、独自の視点から各ソナタを詳細に分析した渾身のベートーベン論。
目次
第1番 へ短調―作品2‐1
第2番 イ長調―作品2‐2
第3番 ハ長調―作品2‐3
第4番 変ホ長調―作品7
作品10について
第5番 ハ短調―作品10‐1
第6番 ヘ長調―作品10‐2
第7番 ニ長調―作品10‐3
第8番 ハ短調―作品13
第9番 ホ長調―作品14‐1
第10番 ト長調―作品14‐2
第11番 変ロ長調―作品22
「人生ソナタ」初期を画す3大4楽章ソナタ
著者等紹介
諸井誠[モロイマコト]
1930年12月17日生まれ(東京)。1952年、東京音楽学校本科作曲科卒業。黛敏郎、入野義朗、柴田南雄等と20世紀音楽研究所を組織し、1957年から65年にかけて、軽井沢を中心に、大阪、東京等で移動現代音楽祭を開催。専門音楽教育活動にも取り組み、広島のエリザベト音楽大学を皮切りに、桐朋学園、東京芸術大学、お茶の水女子大学、大阪教育大学、大阪芸術大学、神戸女学院大学、明治学院大学等で教鞭をとった。1980年代には専門的に音楽評論活動を行ない、日本アルバン・ベルク協会を設立、初代会長となる。現在は名誉副会長。1990年代には財団法人埼玉県芸術文化振興財団理事長兼芸術総監督の任にあって劇場人として活躍。2005年には天職である作曲・研究・文筆生活に戻って、鎌倉に移住。新生活の手始めに、50年来続けてきたベートーヴェンのピアノ・ソナタ研究の総括を行なうべく全32曲の研究書の執筆を開始。1953年度エリザベス女王国際音楽コンクールにおいて日本人として最初の受賞者、ISCM国際現代音楽祭に3度入選。1995年、紫綬褒章を受章。また関西クリティック・クラブ金賞、2004年さいたま市文化賞等も受賞している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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