出版社内容情報
ヴァイオリン製作マイスターが、弦楽器(ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス)の演奏者にむけて「弦楽器の性能は、どう考えるべきでしょうか?」「ヴァイオリンはどのような材料で作られているのですか?」「私のヴィオラの指板は他の人のと違います。なぜでしょうか?」「弓の毛のメンテナンス方法を教えてください」など楽器にまつわる73の疑問に、科学的根拠も示しながら、真摯に分かりやすく答える。
間違った「常識」を捨て、目の前の楽器に歩みよるためのヒントが満載!
1999年初版以来のロングセラー『弦楽器のしくみとメンテナンス』、タイトルと表紙デザインを変更しての再登場。『弦楽器のしくみとメンテナンス 使いこなし篇』の前編。
内容説明
弦楽器との付き合い方は、人と同じです。全ての楽器には長所と短所があり、その長所を伸ばすのも、短所を和らげてあげるのも本人次第です。(「はじめに」より)ヴァイオリン製作マイスターが、弦楽器にまつわる73の疑問に回答。間違った「常識」を捨て、目の前の楽器に歩みよるためのヒントが満載!
目次
第1章 弦楽器にまつわるウソ、ホント(弦楽器の性能は、どう考えるべきでしょうか?;ヴァイオリン族の楽器が、他の楽器と比べて寿命が長いのはなぜでしょうか? ほか)
第2章 弦楽器の材料と役割(ヴァイオリンはどのような材料で作られているのですか?;楽器の各所の呼び方を教えてください ほか)
第3章 弓の知識あれこれ(弓の値段は、楽器の何分の一がよいのですか?;高い弓と安い弓では何が違うのでしょうか? ほか)
第4章 弦楽器をとりまく部品の知識(弦にはいろいろな種類がありますが、どのようなものを選んだら良いのでしょうか?;楽器には弦によってどのくらいの力がかかっているのですか? ほか)
第5章 楽器のメンテナンス(演奏後の楽器の「手入れ」はどうやったらよいのでしょうか?;楽器を使った後に、弦は緩めた方がよいのですか? ほか)
著者等紹介
佐々木朗[ササキアキラ]
1963年、東京都八丈島生まれ。筑波大学在学中に始めたヴィオラがきっかけで弦楽器製作に関心が高まり、無量塔藏六氏の「東京ヴァイオリン製作学校」に入学、卒業後ドイツの世界的な製作者であるヨーゼフ・カントゥーシャ氏の工房に入る。1995年、マイスター試験に合格して帰国。東京都杉並区高円寺にて、佐々木ヴァイオリン製作工房を開く。現在、ドイツ・ヴァイオリン製作マイスター、日本弦楽器製作者協会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Tatsuo Ohtaka