内容説明
取り上げられている症例―盲目の少女、発達遅滞の少女、重度の幼児退行、拘禁保護施設に収容された青年、家族、精神分裂病、重度の学習障害、グループ・インプロヴィゼーション、摂食障害、音楽の脳へのはたらき、老年精神病、保健および教育分野のニーズ、医学における音楽の適用、儀式化された遊び、音楽の文化的側面、母親が参加した自閉症児との音楽療法、発話／言語の障害、精神障害および自傷行為のある成人男性、など。
目次
第１部 臨床的実践（子ども；青年；成人）
第２部 研究（文献レビュー；応用研究）
著者等紹介
ウィグラム，トニー［Ｗｉｇｒａｍ，Ｔｏｎｙ］
デンマークのオルボルク大学音楽療法学科準教授、ハーパー・ハウス・チルドレンズ・サーヴィスの主任音楽療法士。ブリストル大学で音楽の優等学位を取得。その後、ロンドン大学で心理学の資格学位を取得し、現在は同大学で心理学の博士論文のための研究を行なっている。職業音楽療法士協会元会長、１９８５年のチャーチル・フェロー、保健省の音楽療法アドヴァイザー。現在は、英国音楽療法協会会長、ヨーロッパ音楽療法委員会のコーディネーターである。世界音楽療法連盟の評議会の一員であり（前会長）、ＩＳＭＥリサーチ・コミッション・フォー・ミュージック・セラピー・アンド・ミュージック・イン・メディスンのメンバー。子どもと成人の発達障害、自閉症および振動聴覚療法など、専門とする臨床分野に関する広範にわたる著作がある。ヨーロッパの多くの国々、南北アメリカ、オーストラリア、ニュージーランドで講演を行ない、スペインとイタリアの音楽療法コースでは定期的に教壇に立ち、試験管も務めている
ヒール，マーガレット［Ｈｅａｌ，Ｍａｒｇａｒｅｔ］
ロンドンのフォレスト・ヘルスケア・トラストの上級音楽療法士、ロンドンのギルドホール音楽演劇学校の臨床スーパーヴァイザー。カナダのポーティジ・ラ・プレーリーに生まれ、同国のクイーンズ大学で文学士号と音楽学士号を取得したあとロンドンに渡り、ギルドホール音楽演劇学校で音楽療法の専修課程を修了。学習障害を持つクライエントに対する精神分析に基づく音楽療法に特に関心を持ち、この分野に関する著作の出版や講義を行なっている
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