内容説明
音楽療法とは何か、その歴史日本における発展と実際音楽療法士になるには、等知っておくべき事柄をわかり易く解説。
目次
第1章 音楽療法とは何か
第2章 音楽療法の歴史
第3章 音楽の作用
第4章 音楽療法の原理
第5章 音楽療法の実際
第6章 現代の生活と音楽療法
第7章 音楽療法士になるには
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
asagon
2
音楽療法の歴史、作用、原理、実際と概念がコンパクトにまとめられていて、音楽療法について無知な自分にも読みやすかった。2011/09/23
しょうちゃん堂
1
音楽療法って音楽大学で学ぶのか。知らなかった。しかも、そういう科目があるってだけじゃなく、国立音大の「音楽学部 音楽文化教育学科 音楽文化教育専攻 音楽療法専修」とか東邦音大の「音楽学部 音楽学科 音楽療法専攻」のようにしっかりコース化されてるし。この本の出版社自体、音楽之友社だし。2014/09/29
ミカ坊
0
音楽が好きで、知らず知らず音楽を生活に取り入れて暮らしていましたが、自然に音楽療法をしていたのだなと、ビックリしました。理論的に整理されて書かれているので、これからも、もっと音楽を暮らしに役立てようと思いました(^^)2017/08/27
かわかみ
0
1995年出版のやや古い本。緊張から解放された時の美しい音楽と悪魔を払うための醜い音楽が原始時代からあった。ピタゴラスは音に美的な数学的法則を見出し、アリストテレスはカタルシス効果を説いた。音楽が如何にして人に影響を与えるかは明瞭ではないが、リラックス効果があることは確かで、1/f理論からもアプローチできるのではないか(e.g.音の揺れが細かい曲かおおらかな曲かによる違い)。治療への導きはリズムへの反応⇒和声と旋律への反応⇒気分の利用⇒絵画的な音楽による連想と反応の水準が高度化することを利用するなど。2021/07/08