出版社内容情報
スウェーデンで音楽療法を学び、スウェーデンの音楽療法士として、知的障害をもつ人々の音楽療法に長年携わってきた著者が、福祉先進国としてのスウェーデンの政策や福祉の現場、そのなかでの音楽療法を語る。
内容説明
知的障害者のロックバンド「EKO」を立ち上げた著者が生活者の視点から語る、福祉大国スウェーデンの考え方。
目次
第1章 スウェーデンにおける福祉(福祉とは;個人と社会;移民の国と「共存」 ほか)
第2章 ロックバンド「EKO」(デイセンターでの音楽活動;「EKO」誕生;「EKO」の活動 ほか)
第3章 スウェーデンの音楽療法(ひとびとの音楽環境;音楽療法の背景と流れ;音楽療法の現状 ほか)
著者等紹介
大滝昌之[オオタキマサユキ]
1942年、札幌市生れ。北海道立札幌西高等学校卒業後、劇団活動を経て、1969年に渡欧し、スウェーデンに落ち着く。ストックホルム大学でスウェーデン語を学ぶかたわら、市内のクラブやライブハウスに出演。その後、知的障害者の入居施設「ビヨーンクーラ」勤務を最初として、学習サークルの音楽指導者等として活動。その間、援護局職員養成学校、王立音楽大学セラピー科で学ぶ。1988年、エクトルプ・デイセンターで知的障害者のロック・グループ「EKO」を結成。1991年、ナツカ市にデイセンター「EKO」を設立し、所長を務める。「EKO」は92、94、96年に日本公演ツアーを行い大成功を収める。1998年、デイセンター「EKO」を退職。2001年、北九州市立大学客員教授として1年間赴任。1995年には日本において福祉と響きあいのネットワーク「クラブEKO」を設立し、現在代表として活動している
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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