即興による音楽療法の実際

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  • サイズ A5判/ページ数 158p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784276122710
  • NDC分類 146.8
  • Cコード C1073

内容説明

クライエントとの相互交流に不可欠の即興演奏・即興的身体表現、それらは実際の場面で、何を大切に、どのように行ったらよいのか。ひとつの答がここにある。著者の多くの経験から語られる内容には、基本的考え方、実践へのヒントやアドヴァイスがつまっている。

目次

第1章 音楽療法における即興とは(即興演奏について―ミュージック・セラピストの視点から;即興的対応を支えているものについて―サイコ・セラピストの視点から)
第2章 即興演奏のための基礎(基本的な伴奏形態;スケール)
第3章 実践から―クライエントの個性展開のプロセス(歌声とともに―先天型筋ジストロフィーの達也君とのケースから;手のひらに花を咲かせて―ダウン症のAさんとのケースから ;原始的な音を手がかりとして―発達遅滞のあるN君とのケースから;自己表現への援助―打楽器によるグループ即興演奏のケースから)
第4章 音楽療法における声の可能性について(うたいたくなるとき;既成曲が即興性をもつとき)

著者等紹介

石村真紀[イシムラマキ]
大阪教育大学大学院(音楽教育学)修了。ロンドンのシティ大学ノードフ=ロビンズ音楽療法センターにて、音楽療法士ディプロマ取得。現在、同志社女子大学専任講師。主に知的障害(児)者を対象に臨床実践を行っている。英国公認音楽療法士、ノードフ=ロビンズ音楽療法士、全日本音楽療法連盟認定音楽療法士

高島恭子[タカシマキョウコ]
大阪市立大学生活科学部社会福祉学科卒業。家庭裁判所調査官を経て、現在、師岡カウンセリング研究所所員。音楽療法、カウンセリング、遊戯療法担当。全日本音楽療法連盟認定音楽療法士
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感想・レビュー

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らら

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これまで即興と聞くと、私には別世界の神々しいイメージがあったけれど、日々の人との関わりそのものが即興なんだという考え方が目からウロコだった。そう考えると、即興演奏も、私の日々の生活の延長線上にあるかもと思えた。(でも、紹介されていた事例は、やはり手が届かない神業だとは 感じたけれども)。即興演奏で、相手の反応をどのように感じ取り、音として返すかという話は、音楽に限定されるものではなく、人と関わる際に大切なものを示してくれていると感じた。2017/11/10

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