内容説明
クライエントとの相互交流に不可欠の即興演奏・即興的身体表現、それらは実際の場面で、何を大切に、どのように行ったらよいのか。ひとつの答がここにある。著者の多くの経験から語られる内容には、基本的考え方、実践へのヒントやアドヴァイスがつまっている。
目次
第1章 音楽療法における即興とは(即興演奏について―ミュージック・セラピストの視点から;即興的対応を支えているものについて―サイコ・セラピストの視点から)
第2章 即興演奏のための基礎(基本的な伴奏形態;スケール)
第3章 実践から―クライエントの個性展開のプロセス(歌声とともに―先天型筋ジストロフィーの達也君とのケースから;手のひらに花を咲かせて―ダウン症のAさんとのケースから ;原始的な音を手がかりとして―発達遅滞のあるN君とのケースから;自己表現への援助―打楽器によるグループ即興演奏のケースから)
第4章 音楽療法における声の可能性について(うたいたくなるとき;既成曲が即興性をもつとき)
著者等紹介
石村真紀[イシムラマキ]
大阪教育大学大学院(音楽教育学)修了。ロンドンのシティ大学ノードフ=ロビンズ音楽療法センターにて、音楽療法士ディプロマ取得。現在、同志社女子大学専任講師。主に知的障害(児)者を対象に臨床実践を行っている。英国公認音楽療法士、ノードフ=ロビンズ音楽療法士、全日本音楽療法連盟認定音楽療法士
高島恭子[タカシマキョウコ]
大阪市立大学生活科学部社会福祉学科卒業。家庭裁判所調査官を経て、現在、師岡カウンセリング研究所所員。音楽療法、カウンセリング、遊戯療法担当。全日本音楽療法連盟認定音楽療法士
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感想・レビュー
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