文化のなかの西洋音楽史

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  • サイズ B6判/ページ数 336p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784276112155
  • NDC分類 762.3
  • Cコード C1073

出版社内容情報

音楽の発祥から20世紀の音楽まで、西洋音楽の歴史を現代音楽の第一人者が描いた画期的な書、待望の翻訳。巻末に索引付き。
音楽の発祥から20世紀の音楽まで、西洋音楽の歴史を、現代音楽の第一人者が独自の視点で描いた画期的な一冊。音楽とは何か――この問いに答えるべく、著者は人間、文化、歴史といったコンテクストの中で、丁寧に西洋音楽の歴史を紐解いていく。その中で、「過去、現在、未来」という時間軸にも新たな光が当てられ、その示唆に富んだ文章は「歴史を読み解く」力を養う。読み物としてじっくり読み込んでもよし、調べものの際に使用してもよし(索引付き)。学生から一般音楽愛好家を対象とした待望の翻訳。


日本語版監修者まえがき
序章 先史時代
第一章 全き時
1.バビロニア人からフランク族へ
第二章 測られる時 一一〇〇―一四〇〇
2.ルバドゥールとオルガヌムの作曲家
3.アルス・ノーヴァとナルキッソスの時計
第三章 感じられる時 一四〇〇―一六三〇
4.和声、すなわち時の光
5.ルネサンス盛期の光輝
6.改革と心痛
7.音楽で語る
第四章 知られる時 一六三〇?一七七〇
8.バロックの朝
9.フーガ、協奏曲、オペラの受難
10.ロココと改革
第五章 抱かれる時 一七七〇―一八一五
11.喜劇としてのソナタ
12.革命の機運
第六章 逃げゆく時 一八一五―一九〇七
13.聾者と歌い手
14.天使とその他の神童
15.新ドイツ派と古きウィーン
16.ロマン派の黄昏
17.夜の帳と暁
第七章 もつれる時 一九〇八?一九七五
18.再び始める
19.前に、後ろに、そして横道に
20.国民の要求
21.三度始める
22.旋風
第八章 失われた時 一九七五年以降
23.迷宮の谺
24.間奏曲
索引

グリフィス ポール[グリフィス ポール]
Paul Griffiths.1947年生まれ。英国の音楽評論家。オックスフォードで修士号を取得した後、『ニュー・グローヴ音楽辞典』の編集スタッフを経て、The Times 紙、The New York Times紙の音楽批評を担当。20世紀音楽に関する著作に加え、譚盾《マルコ・ポーロ》、エリオット・カーター《What Next》等オペラの台本作家、小説家としても活躍。邦訳されている著書に『現代音楽小史』(音楽之友社、1984)『現代音楽』(音楽之友社、1994)『ジョン・ケージの音楽』(青土社、2003)等。

小野寺 粛[オノデラ シュク]
1973年生まれ。東京大学教養学部教養学科卒業。翻訳家、通訳者。訳書に『死ぬまでに行ってみたい世界遺産ベスト38』(IBCパブリッシング、2014)など多数。2012年にルーマニア・バカウ交響楽団とチャイコフスキーのピアノ協奏曲第一番、2015年にブルガリア・シューメン交響楽団とラフマニノフのピアノ協奏曲第三番を共演。スペインと日本で定期的に演奏を行う。ミュージック・ペンクラブ・ジャパン、国際ピアノデュオ協会、日本スペインピアノ音楽学会会員。

石田 一志[イシダ カズシ]
1946年生まれ。音楽評論家。主な著・訳書に『シェーンベルクの旅路』(春秋社、2012、芸術選奨文部科学大臣賞、ミュージック・ペンクラブ賞)、グリフィス『現代音楽小史』(音楽之友社、1984)、グリフィス『現代音楽』(共訳、音楽之友社、1994)、『モダニズム変奏曲』(朔北社、2005)等。現在、東方学会学術委員、ミュージック・ペンクラブ・ジャパン副会長、日本アルバン・ベルク協会常任理事、音楽三田会会員。

内容説明

現代音楽の第一人者が語る通史。これほど示唆に富んだ「音楽史」はあっただろうか。

目次

序章 先史時代
第1章 全き時
第2章 測られる時―一一〇〇‐一四〇〇
第3章 感じられる時―一四〇〇‐一六三〇
第4章 知られる時―一六三〇‐一七七〇
第5章 抱かれる時―一七七〇‐一八一五
第6章 逃げゆく時―一八一五‐一九〇七
第7章 もつれる時―一九〇八‐一九七五
第8章 失われた時―一九七五年以降

著者等紹介

グリフィス,ポール[グリフィス,ポール] [Griffiths,Paul]
1947年生まれ。イギリスの音楽評論家、作家。オックスフォードで修士号を取得したのち、“The New Grove Dictionary of Music and Musicians”(1980)の編集スタッフを経て、The Times紙、The New York Times紙の音楽批評を担当。20世紀音楽に関する多数の著作に加え、譚盾“マルコ・ポーロ”、エリオット・カーター“What Next”などオペラの台本作家、小説家としても活躍している

小野寺粛[オノデラシュク]
1973年、富山県生まれ。東京大学教養学部教養学科卒業。翻訳家、通訳者。訳書に『死ぬまでに行ってみたい世界遺産ベスト38』(IBCパブリッシング、2014)など多数。2012年にルーマニア・バカウ交響楽団とチャイコフスキー・ピアノ協奏曲第一番、2015年にブルガリア・シューメン交響楽団とラフマニノフ・ピアノ協奏曲第三番を共演したほか、スペインと日本で定期的に演奏を行う。ミュージック・ペンクラブ・ジャパン、国際ピアノデュオ協会、日本スペインピアノ音楽学会会員

石田一志[イシダカズシ]
1946年生まれ。音楽評論家。主な著・訳書に『シェーンベルクの旅路』(春秋社、2012、芸術選奨文部科学大臣賞、ミュージック・ペンクラブ賞)、『モダニズム変奏曲―東アジアの近現代音楽史』(朔北社、2005、ミュージック・ペンクラブ賞)等。現在、東方学会学術委員、ミュージック・ペンクラブ・ジャパン副会長、日本アルバン・ベルク協会常任理事、音楽三田会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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