内容説明
バロックから前古典派まで、様式と様式概念、オペラ、鍵盤音楽、室内楽と管弦楽、宗教音楽、社会と音楽について叙述。日本語による初めてのバロック音楽史。
目次
序章 様式と様式概念
第1章 オペラ
第2章 鍵盤音楽
第3章 室内楽と管弦楽
第4章 宗教音楽
第5章 社会と音楽
著者等紹介
服部幸三[ハットリコウゾウ]
1924年生れ。第二次世界大戦の軍役に服したのち、東大法学部および文学部大学院で学ぶかたわら、東京音楽学校の聴講生になる。東京音楽学校で長谷川良夫氏に、東大文学部大学院で野村良雄氏に師事。1951年以来、東京芸術大学音楽学部に勤める。現在は、東京芸術大学名誉教授。元音楽学部長、元日本音楽学会会長。著書に「バロック音楽のたのしみ」(共同通信社)。編著に「音楽教育成立の軌跡 音楽取調掛資料研究」(音楽之友社)。訳書にグラウト「オペラ史」(音楽之友社)、アーペル「ピアノ音楽史」(音楽之友社)ほか
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感想・レビュー
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かわかみ
2
20年くらい前に出版された図書だが、今まで読んだバロック音楽の本の中で最も包括的で総合的かも知れない。1600年頃〜1750年頃までのバロック音楽は3つくらいに時期を分けて考える必要があるし、国によっても特徴がある。それら時代と国によって違う音楽の共通項は通奏低音であるというのが本書の見解。また、ポリフォニーが貫徹されていたのは、むしろルネサンス期であり、バロック期にはモノフォニーへの展開があったという指摘に注意したい。当方の知識不足で今回は斜め読みだが、再読すべき図書かも知れない。2022/06/03
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