出版社内容情報
あの名曲の背景には、こんな「ヒミツ」があった! ヨーロッパの歴史とは切っても切れない密接な関係を持っているのがクラシック音楽。青山学院大学教授である音楽学者・音楽評論家で歴史にも造詣の深い著者が、知れば知るほどクラシック音楽をもっと愉しめる世界史の知識を親しみやすく綴る。急激に進化・変化を遂げる古典派の時代から20世紀半ばにかけてのクラシック音楽と、同時期のヨーロッパにおける政治や社会・思想の歴史との関係を解きほぐすことで、名曲のほんとうの意味が明かされる。巻末の年表では、音楽史、世界史を対比させるとともに、日本史も併記して時代の姿を立体的に描き出す。《魔笛》の謎を解く鍵は「啓蒙思想」? 《冬の旅》は「自由主義」への渇望? 《スラヴ舞曲》は民族融和策から生まれた? ヴェルディは統一イタリアの英雄? ワーグナーが加担した革命とは?――そして、その頃日本では……
内容説明
世界史に隠された名曲のヒミツ。切っても切れないヨーロッパの歴史とクラシック音楽―知れば知るほど音楽はもっと愉しくなる!
目次
第1章 啓蒙主義時代
第2章 変わりゆくヨーロッパ社会
第3章 フランスの音楽の新たな局面
第4章 近代的国民国家へと向かうドイツ
第5章 ヴェルディとワーグナー
第6章 オペレッタを育んだパリとウィーン
第7章 東ヨーロッパの胎動
第8章 普仏戦争以降のフランスとドイツ
第9章 二つの世界大戦と作曲家
著者等紹介
広瀬大介[ヒロセダイスケ]
音楽学者、音楽評論家。1973年生まれ。青山学院大学教授。日本リヒャルト・シュトラウス協会常務理事・事務局長。『レコード芸術』など各種音楽媒体での評論活動のほか、NHKラジオへの出演、演奏会曲目解説・CDライナーノーツの執筆、オペラ公演・映像の字幕・対訳などを多数手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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