出版社内容情報
『厳格対位法』に続く「パリ音楽院の方式による」シリーズ第2弾。著者がパリ国立高等音楽院で学んだフーガ書法の実践を手引き。
好評をもって迎えられた『厳格対位法――パリ音楽院の方式による』に続き、フーガ書法を、著者がパリ国立高等音楽院で学んだ方法で手引きする。現代の作曲家による書き下ろしの新刊であるフーガのテキストが市場に出るのは数十年ぶり。作曲科(志望)学生以外の読者にも取り組みやすいよう、2声、3声フーガを学ぶ章を設けた(第3章)。最初から第4章の4声フーガから始めてもよい。第5章(学習フーガのいろいろな作例)、第6章(バッハ、モーツァルト、ベートーヴェン、シューマン、フランク、ラヴェルの様式で書かれたフーガ)ではお手本にふさわしい豊富な作例を掲載。第1章ではバッハを頂点とするフーガの歴史、第2章では「なぜ学習フーガが有効か」(作曲科学生以外にも)について触れる。フランス、日本の代表的な作曲家の主唱を集めた主唱集も役立つ。
はじめに
学習の進め方
楽譜に使われている語
第1章 フーガについて
第2章 学習フーガの効用
第3章 簡単な2声及び3声フーガを書く
第4章 4声体の学習フーガ
第5章 フーガのさまざまな形式
第6章 フーガのさまざまな様式
p.22 ~ p.23の主唱に対する調的答唱と真正追拍の組み合わせ
主唱集
おわりに
【著者紹介】
立教大学卒業。1971年より島岡譲氏に和声、フーガを師事。1973-80年パリ国立高等音楽院に留学。1975年和声首席1等賞、1976年対位法首席1等賞(ノエル・ギャロン賞)、1977年フーガ1等賞。シャラン、アンリ、ビッチ、カステレード、コンスタンの各氏に師事。2015年3月まで国立音楽大学教授。1981年より東京藝術大学音楽学部ソルフェージュ科講師。2015年4月より上野学園大学客員教授。
目次
第1章 フーガについて
第2章 学習フーガの効用
第3章 簡単な2声及び3声フーガを書く
第4章 4声体の学習フーガ
第5章 フーガのさまざまな形式
第6章 フーガのさまざまな様式
著者等紹介
山口博史[ヤマグチヒロシ]
立教大学卒業。1971年より島岡譲氏に和声、フーガを師事。1973~80年パリ国立高等音楽院に留学。1975年和声首席1等賞、1976年対位法首席1等賞(ノエル・ギャロン賞)、1977年フーガ1等賞。シャラン、アンリ、ビッチ、カステレード、コンスタンの各氏に師事。1980年より国立音楽大学音楽学部作曲科で教鞭をとる。2015年3月まで同大教授。1981年より東京藝術大学音楽学部ソルフェージュ科講師。2015年4月より上野学園大学客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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