内容説明
自らの感性に基づいてメロディに伴奏和音をつけるための考え方を、「実用」に徹して平易に説いた名著、待望の復刊。
目次
主要三和音
主要三和音の転回
属七の和音
終止形と属七の和音の使い方
旋律に和音をつける方法
主要三和音以外の和音
副三和音とその使い方
減七の和音
減七の和音の使い方
副七の和音その他〔ほか〕
著者等紹介
中田喜直[ナカダヨシナオ]
1923年生まれ。1943年、東京音楽学校(現・東京芸術大学音楽学部)ピアノ科卒業。戦後、「新声会」に属し、1947年歌曲集『六つの子供の歌』『海四章』『木兎』等を発表して本格的な作曲活動を始める。1949年、NHK毎日音楽コンクールでの『ピアノ・ソナタ』入賞以来、毎日音楽賞、芸術祭賞、紫綬褒章等多数の賞を受ける。歌曲、合唱曲、童謡、ピアノ曲など多くの作品を残した。また1964年から1993年までフェリス女学院大学音楽学部教授を務め、音楽教育にも尽力した。2000年5月没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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れみ
86
和声楽というよりは旋律と和音の関係について書かれた和音楽の本。いまちょっとだけ音楽理論の勉強をしているので参考になりそうかなあと軽い気持ちで借りてきたけどパラパラっとひととおり見た結果ちょっと思ったのとは違うといことが分かった^^;でも、ある旋律にたいする美しく弾きやすい和音の付け方とかは作曲や編曲をしない人間でも音楽を聴いたり楽器を演奏したり楽譜を読む機会があるならそういう意味でも実用的と言えるかも。実際にピアノとかで音を出せる時間や色々な余裕があるときにまた借りてこよう。 2016/10/02
おのいずみ
2
薄いです。参考になる点は多いですが、「このくらいわかってるよね?」といった感じで解説されているので、ある程度の知識が無いとわからないかもしれません。鍵盤が弾ける中上級者向けです。
楓葉
1
駆け足で読んでしまったので後で読み直したい。一般に和声法では、より良い響きを重視する観点から、各声部の間隔について通則があるが、本書ではそれを無視し、ひたすらコードの置き方に重点を置いていた。実例を用いた解説は分かりやすい。即興対策の参考書。2012/07/09
Ryosuke Tanaka
1
まあ模範解答よりきれいな答えはなかなか出せないわね…2011/09/13
Daring
1
キーボーディストに是非オススメしたい一冊。ただ途中端折ることなく、すべてのスケールで練習することでようやく力がつくのでやらない人が多そう…訓練だと思ってコツコツやった人は絶対役立つ。ジャズピアノやってる人には簡単かも。
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