楽譜を読むチカラ

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楽譜を読むチカラ

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  • サイズ A5判/ページ数 230p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784276101517
  • NDC分類 761.2
  • Cコード C1073

出版社内容情報

楽譜をいかに読み、音をどう組み立てるのか、そのために必要な知識・練習計画・感情をいかに認識、学習し、発展させるかを説く。

本書は、特定の楽器のための“演奏テクニック論”ではなく、特定の作品の“楽曲分析”でもない。楽譜をどのように読み、そこからどう音を組み立てて演奏していくのか、そのために必要な知識・練習計画・感情や表現を、どのように認識し、学習し、発展させるのか、を精神論にとどまらず、具体的に説いた本である。著者は、チェリストで教育者でもあるゲルハルト・マンテル。音楽の演奏と自然の原理を絡めている点も本書の魅力の一つと言える。例:「私たちの知覚は、変化しないものは信じられないくらいの速さで消えてゆく(蛍光灯の唸り音が徐々に聞こえなくなっていくように)…このことは音どうしの関係についてもあてはまる…/すべての生命現象は直線的ではなく曲線的に変化するので、生命現象のひとつである音楽も均質で均一であることは稀である…。」チェロに限らず楽器を演奏するすべての人に、深い感動と発見を呼び起こす一冊である。

はじめに
日本語版によせて

1.演奏に必要なのは直観か頭脳か?   
2.楽譜を読むとは?
3.パラメーターを聴こう
4.リズム
5.強弱法
6.アーティキュレーション
7.音色
8.テンポ
9.自分らしさをどこまで出していいの?
10.しくみを知って演奏しよう
11.特徴をつけて演奏しよう
12.変化をつけて演奏しよう
13.ズレのある演奏をしよう
14.演奏につながりを持たせよう
15.音楽をイメージしてみよう
16.表現とコミュニケーション
17.自分らしい演奏を求めて

訳者あとがき
参考文献一覧

【著者紹介】
ゲルハルト・マンテル:1930年ドイツ生まれ。フランクフルト(マイン)芸術大学教授、国際的なチェリスト。2000年ドイツ連邦共和国功労勲章。「ヨーロッパ弦楽器指導者協会」ドイツ支部名誉代表。1996年に音楽教育研究所を設立し、国内外で多くのセミナーを行う他、コンクールの審査員も数多くつとめる。著書に「チェロ奏法」「やさしい練習法」「ステージであがらないために」「イントネーション―どこまでずれていいのか?」(いずれも未邦訳)など多数。

内容説明

演奏者自身がいいと思っているように演奏するだけではだめで、演奏者がいかに曲を理解したのかがわかるように演奏しなくてはなりません。『書かれてある通りに』演奏するのではなく、なぜそのように書かれてあるのかが、人が聴いてわかるように演奏することが大切です。音楽を学び、教える人の必読書。

目次

演奏に必要なのは直観か頭脳か?
楽譜を読むとは?
パラメーターを聴こう
リズム
強弱法
アーティキュレーション
音色
テンポ
自分らしさをどこまで出していいの?
しくみを知って演奏しよう〔ほか〕

著者等紹介

マンテル,ゲルハルト[マンテル,ゲルハルト][Mantel,Gerhard]
1930年ドイツ生まれ。フランクフルト(アン・マイン)芸術大学教授、国際的なチェリスト。2000年ドイツ連邦共和国功労勲章。「ヨーロッパ弦楽器指導者協会」ドイツ支部名誉代表。1996年に音楽教育研究所を設立し、国内外で多くのセミナーを行う他、コンクールの審査員も数多くつとめる

久保田慶一[クボタケイイチ]
1955年生まれ。東京芸術大学大学院修了。音楽学博士。東京学芸大学教授を経て、国立音楽大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

毛利武良

24
☆☆☆☆ これは面白い。何かしら演奏する人は読む価値大。楽譜も文章も読むのが好きな人には特にお薦め。一部の専門家が当然のように押し付けてきた慣習には反発を感じていたものも多いけど、専門家である著者がそれらを論理的に否定してくれるのが嬉しい。文章を理解したり音符を追ったり脳内再生したりするのにエネルギーを使うのか、電車内で読み始めた初日は読みながら4回も眠りに落ちちゃったけど、2日目にはスムーズに読めた。2015/03/06

6
【立読】教育者向けとのことだが、中級者以上の演奏者にも十分参考になる内容。良書。2018/09/25

Takuji

3
曲への取り組み方、解釈とは何か、その解釈をどう聴く人に伝えるか、を具体的、実践的にレッスンしてくれる本。楽典や和声分析からのアプローチとは一線を画し、かといって安直なハウツー本の要素は全くなく、読者に考える力を与えてくれる。著者がチェリストなので、チェロ曲の譜例が多いのも貴重。訳文が読みにくいのが残念だが、訳注に気合が入っていて、本書の記述の厚みを増してくれているのが好感。2014/01/20

クミミク

3
演奏を評価するとき、比喩や形容詞などの感情的な言葉を使いがちである。この本は、演奏を抽象的な言葉で覆い隠さず、極めて客観的、具体的な言葉を用いて説明していく。演奏でミスをしたときに、そのミスがどうして生じたのかということを、しっかりと言語化していくことが重要である。2011/12/13

植岡藍

2
最近読んだばかりと思っていたが2年前!月日の流れの早さに驚いた。演奏する側として、あるいは譜面を作るものとして、様々得るものがあった。聴きに行った演奏会で、熱の入った演奏のはずなのに、ふっと集中力が散漫になる経験は多くのひとが経験したのではないだろうか。その時何が起こっているのかを説明した文章があり、非常に感銘を受けた。2024/10/25

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