内容説明
人口減少、高齢社会において、コミュニティを基盤とした取り組みの重要性が増している。本書は、著しい人口減少を経験した大都市シカゴにおいて、コミュニティ・オーガニゼーションや地域住民のエンパワメントの方法論とメカニズムを探る意欲作。
目次
第1部 コミュニティ・プラクティスの解題(コミュニティ・プラクティス発展の経緯;コミュニティ・プラクティスの理論的系譜;アリンスキーのコミュニティ・オーガナイジング)
第2部 3つのコミュニティ・エリアのプラクティスから(人口減少、地域の荒廃と闘うイングルウッド;住民のエンパワメントから見たコミュニティ・オーガナイジング―レッドライニング反対運動からペアレント・メンターまで;コミュニティ・オーガナイジングの変質―不買運動からアフォーダブル住宅供給へ、そしてガーデンコミュニティへ:ウッドローンの変遷;コープ方式による地域再生;人口減少時代のコミュニティ・プラクティスの可能性)
著者等紹介
仁科伸子[ニシナノブコ]
熊本学園大学社会福祉学部准教授。博士(人間福祉)。専門は社会福祉学。法政大学人間社会研究科人間福祉専攻博士後期課程修了。在学中フルブライト・スカラシップによりシカゴ大学へ留学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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