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内容説明
本書の目的は、神話と首長制それ自体というよりも、ナヌメアの人々による神話と首長制をめぐる探求について記述、分析、考察することである。ここでいう探求とは、神話や首長制をめぐる「真実」を明らかにしようとする意図的な実践を指す。そして、それには「真実」はどうあるべきかを提言し、また、それに関する合意を形成しようとする活動をも含む。私がここで書こうとしている民族誌とは、ナヌメアの社会や文化それ自体ではなく、ナヌメアの社会や文化をめぐる探求について記述、分析、考察するものである。
目次
神話と首長制をめぐる探求
第1部 ナヌメア
第2部 記録する―研究者の視点
第3部 合意する―首都にて
第4部 実践する―ナヌメアにて
探求の「真実」
著者等紹介
小林誠[コバヤシマコト]
1980年生まれ。首都大学東京大学院人文科学研究科博士後期課程退学。博士(社会人類学)。日本学術振興会特別研究員(PD)、首都大学東京客員研究員を経て、東京経済大学コミュニケーション学部専任講師。専門は文化人類学、オセアニア民族誌(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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