内容説明
フランス革命からウィーン会議、そして三月革命にいたる政治的時代に、ヘーゲルが論じた哲学とは。一法学者によるヘーゲル研究の軌跡。
目次
第1部 法の実定性(ヘーゲルにおける「ポジティヴィテート」概念について―精神的自然としての法;青年マルクスにおける宗教批判の位相―法の批判への一階梯として;法の実定性と法学の実証性―ヘーゲルよりケルゼンに至る;若きヘーゲルの宗教論、あるいは“律法”と“道徳”の弁証法;若きヘーゲルの“国制”論―『ドイツ憲法論』をめぐって)
第2部 三月前期の法思想(ヘーゲルの“法哲学講義”―三月前期の思想史として;フォイエルバッハとサヴィニー―法典論争外伝;三月前期の法思想―サヴィニーとグリム、そしてヘーゲルとガンス;ヘーゲルの“点”、あるいは立憲君主制について)
第3部 法文化論序説(法の神学;法の詩学;法の哲学)
著者等紹介
堅田剛[カタダタケシ]
1950年宇都宮市に生まれる。1975年上智大学法学部卒業。1980年明治大学大学院法学研究科博士課程修了。2015年没。元獨協大学法学部総合政策学科教授、博士(法学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。