内容説明
内村鑑三の公教育批判と「市民の自己教育」の重要性を再認識する。内村鑑三の生涯とその継承者たちの活動を通じて、明治維新前後から現代までの日本を視野に入れて、公教育と私教育の両方を含む日本の教育全般の本質的性格に迫る。
目次
1 明治以来の日本人と日本の教育
2 明治以来の日本の教育と内村鑑三の生い立ち
3 明治中期からの日本の教育と内村鑑三の公教育批判
4 大正期以後の日本の社会教育と内村鑑三の教育観
5 第二次世界大戦後の日本と内村の系譜から見た日本の教育
6 現代の日本社会と内村の系譜から見た日本の教育
著者等紹介
安彦忠彦[アビコタダヒコ]
1942年東京都生まれ。1964年東京大学教育学部卒業。1968年東京大学大学院教育学研究科博士課程一年中退。同年、大阪大学文学部に奉職し、その後、愛知教育大学、名古屋大学教育学部、早稲田大学教育学部に勤務し、2012年神奈川大学特別招聘教授。名古屋大学名誉教授、博士(教育学)。この間、日本カリキュラム学会代表理事、名古屋大学教育学部附属中学校・高等学校長、同教育学部長、中央教育審議会正委員(第3期から第6期まで)などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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