阪南大学叢書
個人とエスニシティの文化人類学―理論を目指しながら

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 355,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784275019691
  • NDC分類 389
  • Cコード C1036

内容説明

本書は、著者が過去四〇年の間文化人類学的研究を実践してくるうえで理論的な発想を平素よりも、やや強く念頭において執筆したもの、やや一般性の色濃いと判断された論文・エッセイ一三篇を一本にまとめたものである。

目次

第1部 構造と個人(社会人類学における構造と個人―“Person”概念からの照射;現象学的人類学と文化の定義―クリフォード・ギアツの人類学との関連で ほか)
第2部 エスニシティとポスト植民地主義(民族―この二〇世紀の「妖怪」;エスニシティ研究の展開―部族主義論から一九七五年まで ほか)
第3部 ライフ・ヒストリー研究(ライフ・ヒストリーを取材する―個人と主観性の文化人類学;社会的イベントの人類学―ライフ・ヒストリー研究法考察のために)
第4部 方法は「私」である(ブラジルで日本人を人類学する―「エスニック日本論」への道;グローバル時代の民族とアイデンティティ―方法の問題として)

著者等紹介

前山隆[マエヤマタカシ]
1933年札幌に生まれる。1952年岩手県立福岡高校卒。1960年静岡大学文理学部哲学専攻卒。1961~2年サンパウロ大学人類学留学生。1967年サンパウロ社会学政治学院社会科学修士。1975年コーネル大学人類学博士。1975年サンパウロ州立大学講師、つづいて助教授(文化人類学)。1977年信州大学人文学部助教授(比較文化論)。1980年筑波大学歴史人類学系助教授。1985年静岡大学人文学部教授。1997年阪南大学国際コミュニケーション学部教授、現在にいたる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

最近チェックした商品