内容説明
高名な「働く女性」の先駈けだった母、高良とみ(作中:藤代)との葛藤に満ちた幼少期。その母自身の幼年時代や米国留学、帰国後の活躍の道程から日本の女性史の一面を活写する。
著者等紹介
高良留美子[コウラルミコ]
詩人・評論家・作家。1932年東京生。東京芸術大学美術学部、慶応義塾大学法学部に学ぶ。先鋭な文化雑誌「希望(エスポアール)」に参加。56年海路フランスへ短期留学、国立近代美術館事業部勤務。89~96年城西大学女子短大文学部客員教授。第12回H氏賞、第6回現代詩人賞、第9回丸山豊記念現代詩賞受賞
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