ケベック文学研究―フランス系カナダ文学の変容

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 350,/高さ 23cm
  • 商品コード 9784275019608
  • NDC分類 950
  • Cコード C3098

内容説明

世界史から取り残されていたケベック。それが、1960年代から近代化が急速に進み、モントリオール万博やオリンピックに見られるように、一挙に世界の舞台に躍り出る。独立問題の基にあるケベック人意識の変遷を、文学を通して読みとる、アジア唯一人の「北米フランス語普及功労章」受章者によるキッチュな文学論。

目次

一九世紀末までのケベックの歴史と文学
第1部 生き残りの哲学
第2部 開花することのない現実主義―現実世界でのアイデンティティ
第3部 内省の時代と心理小説
第4部 忍従から抵抗へ―静かな革命・変革の時代の文学
第5部 現実世界での自我―あるがままの姿の容認
第6部 多様なアイデンティティのあり方

著者等紹介

小畑精和[オバタヨシカズ]
1952年、東京生まれ、大阪育ち。大阪府立大手前高校卒業、京都大学文学部卒業、京都大学大学院博士課程単位修得退学(フランス文学専攻)。モントリオール大学大学院留学(1992‐94、ケベック文学専攻)。北米フランス語普及功労章受章(1998年度)。現在、明治大学政治経済学部教授。フォーラム・ジャポン・ケベック副会長。Globe(マッギール大学発行の国際ケベック研究誌)編集顧問。日本カナダ文学会理事。新日本文学会世話人。「千年紀文学の会」同人。専攻はケベック研究、フランス現代小説、モダニズム
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

最近チェックした商品