脱構築と法―適応の彼方へ

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  • サイズ A5判/ページ数 450p/高さ 23cm
  • 商品コード 9784275019530
  • NDC分類 367.2
  • Cコード C3010

出版社内容情報

Drucilla Cornellの本
Just Cause -Freedom,Identity,and Rights-
「正義の根源」のタイトルで小社から出版されています。
3200円+税 ISBN 4-275-01931-8

内容説明

家父長的な原理に対抗して、女性的な「差異」の擁護を主張してきた第二波フェミニズムは、「限界」に突き当たっている。「女性性」の在り方が決して一枚岩ではなく、文化・エスニシティごとに異なるという現実に直面して、「フェミニズム」の定義自体が分散化しつつある。フェミニズムが追求してきた男性原理への「適応の彼方へ」という目標を、現代の法・政治思想における「自由」論とどう接合していけばいいのか。脱構築的フェミニズム法哲学の旗手ドゥルシラ・コーネルが、様々なレベルでの二項対立構造の彼方にあるフェミニズムにとっての新たな「倫理的理想」を呈示する。

目次

フェミニストの希望
母言書を書く―ポストモダン・フェミニズムのジレンマ
第1章 母性的なものと女性的なもの:社会的現実、ファンタジー、そして倫理的関係
第2章 脱構築とフェミニズムの同盟
第3章 絶えず変容するフェミニズム:女性的な差異の再考と肯定
第4章 女性的エクリチュール、メタファーと神話
結論「しあわせな日々」

著者等紹介

コーネル,ドゥルシラ[コーネル,ドゥルシラ][Cornell,Drucilla]
ラトガース大学教授。法哲学・政治学・女性学

仲正昌樹[ナカマサマサキ]
金沢大学法学部助教授(社会哲学・比較文学)

岡野八代[オカノヤヨ]
立命館大学法学部助教授(政治理論)

望月清世[モチズキサワヨ]
九州大学法学研究院助教授(法社会学)

久保田淳[クボタジュン]
東京大学総合文化研究科地域文化研究専攻博士課程在学中(フランス現代思想)
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感想・レビュー

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