内容説明
本書は、高齢者のターミナルケア、特に在宅のターミナルケアを課題とし、実際に終末期の訪問診療にあたっている医師、ターミナルケアを扱って来た訪問看護ステーションの看護職や、相談事業を行って来た方など、優れた実践をされている人の報告を紹介するとともに、全体的な背景や考え方、実態と課題をまとめたものである。できれば、在宅で終末期を、穏やかに、いわば凝縮された尊い時間を有意味に過ごしうるような、質の高い終末期にある高齢者の支援を、全国的な社会システムとして、実現、運営出来るような条件を明らかにするものである。
目次
高齢者のターミナルケアの展開と課題
日本における尊厳死―その考え方と現状
老人病院におけるターミナルケアの経験
介護療養型医療施設等における高齢者のターミナルケア
老人ホームにおけるターミナルケアの経験
老人福祉施設におけるターミナルケアの現状と課題
在宅ホスピスケアの現状と展望
死を目前にし、孤立した高齢者にどう対処するか
プライマリーケアとしてのターミナルケア
生きることを援助するとは―在宅ホスピスの実践より〔ほか〕
著者等紹介
嶺学[ミネマナブ]
1929年東京に生まれる。1954年東京大学経済学部卒業。1972年4月から1999年3月まで法政大学社会学部教授。法政大学名誉教授
時田純[トキタジュン]
1927年東京に生まれる。1949年から63年まで小田原市役所民生部勤務、63年から75年まで小田原市議会議員、78年から特別養護老人ホーム潤生園施設長、現在高齢者総合福祉施設潤生園園長、全国老人福祉施設協議会副会長
季羽倭文子[キバシズコ]
1930年福島市に生まれる。1953年国立岡山病院附属高等看護学院卒業。1981年から1987年まで日本看護協会常任理事。現在ホスピスケア研究会代表
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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