内容説明
『女たちの21世紀』に連載の「男性との対話」をまとめたもの。相手の男性は、フェミニズムを理解しようとするか、少なくとも敵視、敬遠しない男性、権力や時流におもねらずにこの社会を変えようとしている男性、それぞれの分野で共感できる仕事や活動や発言をしている男性…多様な意見を持ちながらも、これらの条件をそなえている男性たちに共通しているのは、フェミニストである女性と対話ができる男性だということである。
目次
第1章 性と向きあう
第2章 戦争・国家・ジェンダー
第3章 メディアの危機
第4章 アジアの視点から
第5章 グローバル化の中で
第6章 エコロジカルな社会をめざして
著者等紹介
松井やより[マツイヤヨリ]
本名松井耶依。1934年生。東京外国語大学英米科卒。フリージャーナリスト。1961‐94年朝日新聞記者・編集委員、81‐85年シンガポール特派員。環境、人権、開発、アジアなどの問題を女性の視点で報道。70年代「アジアの女たちの会」結成。95年「アジア女性資料センター」設立、代表に。98年「『戦争と女性への暴力』日本ネットワーク」(VAWW‐NETジャパン)を結成、代表として2000年12月東京で日本軍性奴隷制を裁く「女性国際戦犯法廷」を開催
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