内容説明
中東の政治経済は、砂漠とオアシスの風土によって育まれ、西欧に近接する地政学上の位置によって影響を受けた。本書は、中東近現代史のダイナミズムを、オアシス農村の場から描いたものである。
目次
第1章 伝統的農業技術の体系
第2章 オアシス村落の農業制度
第3章 地主制と村落
第4章 耕地割替制と農業社会
第5章 19世紀のイラン社会
第6章 19世紀イランの貿易と商業的農業の展開
第7章 戦間期における資本蓄積と地主制
第8章 経済開発期における農政と農村
終章 イラン近現代史の中の村
著者等紹介
後藤晃[ゴトウアキラ]
1969年東京大学農学部農業経済学科卒業。1973年東京大学大学院農学系研究科博士課程中途退学。現在、神奈川大学経済学部教授
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