出版社内容情報
原題 LITTLE GERMANY Rosemary Ashton 1986
This tranlation of Little Germany originally published in English in 1986 is published by arrangment with Oxford University Press.
的場昭弘 1952年宮崎県生まれ。神奈川大学経済学部教授。専攻・社会・経済思想史。『トリーアの社会史』未來社1986年 『パリの中のマルクス』御茶の水書房1995年 『フランスの中のドイツ人』御茶の水書房1995年
大島幸治 1954年東京都生まれ。実践女子短期大学非常勤講師。専攻英語学
内容説明
1848年革命の亡命者たちは圧倒的なドイツ政府のもとで苦痛を味わっており、全員亡命を余儀なくされたが、その政治的見解はマルクスやエンゲルスといった共産主義者から、インターナショナルな共和主義、立憲主義に至るまで幅広く異なっていた。仕立職人や大工のように低賃金の労働条件の仕事をめぐって貧しいイギリスの労働者の同胞と競争するものもいた。マルクスほかドイツ人亡命者たちは何故イギリスを選び、何を期待し何を見つけたか。
目次
第1章 ドイツからイギリスへの道
第2章 三人の共産主義の事務員たち、マンチェスターのエンゲルス、ブラッドフォードのヴェールト、ロンドンのフライリヒラート
第3章 共産主義の知識人たち、マルクスとその党派
第4章 ブルジョアの亡命者たち―ルーゲ、キンケル、その他のジャーナリスト、医者、芸術家、教師
第5章 亡命者の女性たち
第6章 亡命者のプロレタリアートとルンペンプロレタリアート
著者等紹介
的場昭弘[マトバアキヒロ]
1952年宮城県生まれ。神奈川大学経済学部教授。専攻:社会・経済思想史
大島幸治[オオシマコウジ]
1954年東京都生まれ。実践女子短期大学非常勤講師。専攻:英語学
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