内容説明
本書では、まず、1971年の年初からニクソン大統領の金・ドル交換性停止までの時期を対象に、日本と米国の国際通貨政策の立案、形成過程をそれぞれあとづけ、政策展開過程の主契機とダイナミックスを明らかにする。次に、新経済政策からスミソニアン合意にいたる多国間、あるいは二国間交渉での日、米両国の対応を追い、政策展開過程の特徴を明らかにする。さらに両国の政策決定過程の特質にも検討を加える。
目次
第1部 国際通貨政策の分析視角と国際通貨体制論(政策決定過程論と国際通貨政策の分析視角;戦後の国際通貨体制と国際収支調整問題の系譜)
第2部 ニクソンの通貨外交と日本の対応(国際通貨政策をめぐる社会的勢力とパワー・エリートの配置関係;日・米通貨政策の展開過程)
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- 和書
- 全集黒沢明 〈第2巻〉