島崎藤村『夜明け前』リアリティの虚構と真実―木曾山林事件にみる転落の文学の背景

島崎藤村『夜明け前』リアリティの虚構と真実―木曾山林事件にみる転落の文学の背景

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  • サイズ A5判/ページ数 337p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784275017697
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0095

内容説明

本書は、島崎藤村の畢生の大作といわれ、歴史小説の古典としてばかりでなく、すぐれた文学作品として文学史上に名をとどめた『夜明け前』について検証し、島崎藤村の小説の、あるいは小説家の転落の原点を明らかにするために、その背景である明治前期の木曾山林の制度と政策を詳説した。

目次

第1部 『夜明け前』の山林事件(山林事件の文学的イデオロギーの側面;父から子へ―木曾山林問題の継承と断絶;『夜明け前』の山林問題;『夜明け前』の構成と木曾山林事件 ほか)
第2部 木曾林政史と『夜明け前』(『夜明け前』における「本山官山」と本山盛徳;『夜明け前』の木曾山林事件とその背景;明治初期における明治政府の山林政策と村々;木曾御料林の成立 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

katashin86

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藤村が悲劇的に描いた父半蔵の山林訴訟、その事実との異なり、ひいてはフィクションを構築した藤村の意図を追究した一冊。2020/07/03

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