内容説明
ヨーロッパ革命から150年後の今、何を問題にすべきか―革命を捉える眼、革命の世界的展開、革命研究の可能性、を論じた最新の共同研究論集。
目次
第1部 一八四八年革命を捉える眼(一八四八年革命の精神と革命家―アメリカとイギリスのドイツ人コロニーを中心として)
第2部 一八四八年革命の世界史的展開(イタリア三月革命―「ミラノの五日間」の社会史;一八四八年におけるアソシアシオンと労働権―ルイ・ブランを中心にして;ザクセンにおける一八四八・四九年革命と協会運動―一八四九年五月蜂起を中心に ほか)
第3部 一八四八年革命研究の可能性(「シュレスヴィヒ・ホルシュタイン問題」と三月革命;フランクフルト国民議会とヘーゲル左派―カール・ナウヴェルクの思想と行動を中心として;ミヒェルとゲルマーニア―諷刺図像に見るドイツ革命における国民国家の問題)
補論 革命史研究の現在―アメリカ合州国における近年の研究動向