内容説明
本書は、明治から現代までにおける時代が提起した問題にいかに地域社会が、歴史的、構造的に展開してきたかということを共有しながら、著者の問題点での課題設定において論じた論文集である。
目次
茨城県における学制施行期の教員養成―拡充師範学校の研究
士族授産事業論序章―明治維新と士族の役割
明治憲典体制の成立と「シラス」型統治理念の変容―井上毅と皇室財産
地域リーダーとしての地主―山形県西田川郡京田村土門父子の「履歴書」から
ある村の経済更生運動の栄光と挫折―福島県伊達郡石戸村の事例
中国人強制連行問題の「戦後処理」に関する覚書〔ほか〕