内容説明
「日本の近代」を再考する―。技術や制度など、社会のある領域では「近代化」を果たし、グローバルな視点から見て共通性を有する側面を持ちながらも、他方で社会構造や人々の意識の根底にはいわゆる「日本的なるもの」が横たわっているのが事実である。この点を家族に視点を据えて英国との比較で明らかにしたい。
目次
1 近代化と家族変貌のプロセス―英国の場合(農民相続慣行からみた家父長権の変質;産業革命と家族の変貌;家族の変貌と女性の労働)
2 近代化と家族変貌のプロセス―日本の場合(「家」の視点から見た日本的社会関係;技術革新と家族構造の変化;窯業経営の展開と親族システム)
3 農村家族と地域社会(祭礼行事と地域社会における共同体意識;水利慣行からみた地域社会の統一性;近代化の過程と家族慣行の変貌)
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