ロシア農業発達史研究

青柳 和身【著】

御茶の水書房（1994/02発売）

• サイズ A5判／ページ数 376p／高さ 22cm
• 商品コード 9784275015402
• NDC分類 612.38
• Cコード C3033

内容説明

１９世紀初頭から２０世紀初頭に至るロシア農業とロシア農民運動を農民経済の変化を軸に検討し長期的変化・発展過程を描写。「ゼムストヴォ統計」を多用し１００年に亘る長期的動態を解明。

目次

第１部　１９世紀末２０世紀初頭ロシアにおける農民経済と地主経済（中央農業地方の農民層分解；農民経済と地主経済の地域別動向）
第２部　１９世紀初頭から末に至る中央黒土諸県の農民経済と共同体―農民経済の史的蓄積様式の検討（１９世紀前半農奴制経済に関するコヴァリチェンコの研究；人口論的分化と階層分化；階層分化と共同体）
第３部　１９世紀末２０世紀初頭ロシアにおける借地構造（分与地借地と分与地外借地；重層的借地構造；革命前ロシア農業―西欧農業史との動態的比較）

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[Ex libris 毒餃子]

農奴解放からロシア革命までのロシア農政状態を論じた本。ジャガイモが伝わるのが1800年代だったり、革命期の農業生産性が上がらなかったのを数値としてわかったのが良かった。 いかんせん、科研費の出版助成事業で出された本だったので、門外漢には難しかったなぁ・・・。

2018/04/20