自然観の構造と環境倫理学

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自然観の構造と環境倫理学

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  • サイズ A5判/ページ数 178p/高さ 21X16cm
  • 商品コード 9784275014207
  • NDC分類 112
  • Cコード C3033

内容説明

古代・中世の自然観が近代の科学・哲学革命によってどのように解体され機械論化されたか、さらにそれが近代の産業組織と絡みあいつつ今日の自然破壊・環境汚染をもたらしたかを明らかにすることによって、新しい環境倫理学・環境経済学・環境政治学の基本方向を示す。

目次

1 序―なぜ自然観か
2 目的論的自然観―コスモスとしての自然(目的論の構造;自然の構造;自然と人間)
3 自然像の機械論化―自然のカオス化(自然像の機械論化;自然の構成;自然と人間)
4 機械論から有機体論へ―コスモスの再興(機械論批判;自然の構成;自然と人間)
5 自然観の転換と環境倫理学―自然と人間の調和のために

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

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藤原保信先生による1991年の著作。アリストテレス、ホッブズ、マルクスにおける自然観を考察し、ホッブズ以降の機械論的自然観と環境問題との連関を示唆する。そのうえで、人間と自然との関係を規定する環境倫理の必要性について解く。難解な内容だが、主張はクリアなので、環境倫理と政治思想を跨境する必要性を感じている読者には、お薦めの一冊。2010/07/22

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