民主主義からナチズムへ―ナチズムの地域研究

民主主義からナチズムへ―ナチズムの地域研究

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  • サイズ B6判/ページ数 161,/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784275013507
  • NDC分類 312.34
  • Cコード C1031

内容説明

ナチ体制は、ドイツ国民の伝統的気質や諸特質の結果であったのか否か?また、もしそうであるとすれば、どの程度そうであったのか。そして、どの程度までナチス体制はヒットラー敗北後の今日、西欧の政治的伝統を継承する諸勢力によって克服されるべき異常現象と解されるべきなのか?本書は、民主主義体制を威嚇、あるいは支持する政治諸勢力の考察と分析を通して、ドイツの悲劇的な政治過程の諸原因を解明し、恒久平和を実現する上で、我々の依拠すべき政治諸勢力の理解を促す。

目次

政党の起源と本質
政党と選挙―第一次世界大戦前
政治運動―1918~32年
政党の生態学
結論と解釈
解題 ナチズムの地域研究―R・ヘベルレの分析を中心に

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

札幌近現代史研究所(者。自称)

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 ナチズムの選挙運動の中でも過半数を獲得した地域における研究書物。タイトルの「民主主義からナチズムへ」という大きな疑問に答えを与えている印象は少なく、シュレスヴィヒ・ホルシュタイン地域の一地域研究にとどまっている印象が拭えないが、第一次大戦後から1932年の選挙でナチスがこの地域で過半数を取得するまでのこの地方の政治勢力の変遷という限られた局面はよくわかる。ナチズム研究者、それらに興味ある者には一読の価値ありか。正式には「民主主義からナチズムへ ナチズムの地域研究」であり、後半だけならしっくりくる書物。2020/12/29

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