内容説明
中国東北において日本のメディア機構を接収した共産党は、対内、対外的な宣伝にメディアを積極的に利用し、支配の確立のため、内戦の勝利のために動員した。そしてそれは、東北が満洲国から継承したメディアの先進地域であったという歴史的な背景があってはじめて可能となった。
目次
序章
第1章 戦後東北の国際関係とプロパガンダ戦略
第2章 通信社と活字メディアの整備過程
第3章 視聴覚メディアの整備過程
第4章 東北におけるメディア利用とプロパガンダ
終章 戦後東北と共産党メディア
著者等紹介
梅村卓[ウメムラスグル]
1975年埼玉県出身。2008年上智大学を単位取得満期退学後、2010年上智大学で博士(史学)取得。専門は中国共産党のメディア史、東北地域史。現在明治学院大学、神奈川大学、文教大学で非常勤講師、神奈川大学人文学研究所客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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