内容説明
国家・社会主義・天皇制論を詳らかにし、日本ナショナリストとしての既存の北一輝のイメージを覆す。世界聯邦の夢を抱く社会主義者の行く手は?中国革命の思想を鼓舞し、孫文‐大陸浪人たちと対決する北一輝。『改造法案』はなぜ書かれたのか、二・二六事件とは何だったのか?北一輝の思想と行動を再定義する著者渾身の力作。
目次
理論は革命へと誘う(国家=社会と進化論―国家観の基本構造;近代的個人と社会主義;天皇制イデオロギー批判)
革命家は海を往還す(中国ナショナリズムと孫文・北一輝;『改造法案』と過渡期の国家;北一輝とは何だったのか)
著者等紹介
古賀暹[コガノボル]
1940年東京生。東京大学法学部「政治コース」卒。1968年情況社を設立し、雑誌『情況』を創刊。1976年ドイツに留学。1986年帰国。1990年雑誌『情況』を再刊。2000年引退。現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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