内容説明
幕末・維新期から現段階までの日本資本主義展開の諸画期ごとの農業・食糧問題の所在と恩師たちの所説を追った著者の研究史。生まれ故郷・倉敷での労働科学研究所の設立と、それを巡る著者の両親と大原孫三郎、与謝野晶子、山川均、宇野弘蔵などとの交流。安部公房など著者の同級生との戦時下の学生生活、疎開先での生活、入隊と広島での原爆体験。激動する戦後の時代、大学紛争を生きた著者の、人びととの交流を綴る自分史。
目次
私が生きた時代
主な研究課題
生いたち―父母や故郷・倉敷のことなど
社会科学への関心を強める
陸軍経理学校への入隊と広島での原爆体験
復学から大学院に入るまで
大学院特別研究生になって
東大社研研究員に―宇野弘蔵との出会い
宇野主宰の「地租改正研究会」
大内力、山田盛太郎の理論と私の『展開』
東京大学文学部社会科学科の教員に
農業・農協問題研究所の会員として
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- 和書
- 多種少量生産読本