内容説明
朝鮮時代(1392‐1910)に描かれた複数の風俗画から発信される人々の姿や行為、特に女性の生活文化を読み取る。
目次
序言 朝鮮時代の風俗画を読み解くための解説
1 服飾と装身具が象徴する身分社会―上流社会の風流と妓女(船遊の男女;音楽のある野の宴 ほか)
2 結婚習俗と女性の生活(嫁迎えの行列;裏庭の女と性差による住居空間 ほか)
3 飲食を楽しむ(昼食を食う;旅篭屋での食事 ほか)
4 しぐさと労働(顔を隠す女・扇子越しにみる男;城内の風景―いただく女・背負う男 ほか)
著者等紹介
金貞我[キムジョンア]
1959年、韓国生まれ。1997年東京藝術大学大学院美術研究科日本・東洋美術史専攻博士課程単位取得修了。米国オレゴン大学アジア・太平洋研究所研究員。神奈川大学外国語学部国際文化交流学科元特任准教授、同大学非文字資料研究センター元主任研究員。専門分野:東アジア絵画資料における表象文化、図像資料学研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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