近代上海と公衆衛生―防疫の都市社会史

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  • サイズ A5判/ページ数 322p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784275009043
  • NDC分類 498.022
  • Cコード C3022

内容説明

上海における近代的公衆衛生行政の導入と定着過程の検討から、多様な担い手による防疫措置の実態と社会の反応を明らかにし、衛生事業を介した国家―社会―個人関係の変容の歴史的展開を解明する。

目次

序章 課題設定と先行研究
第1章 伝統中国社会における伝染病と防疫措置
第2章 上海共同租界における公衆衛生行政機関の設立とその活動
第3章 20世紀初頭上海華界における公衆衛生事業の展開
第4章 1920年代前半東アジアの衛生をめぐる国際環境と上海の公衆衛生事業の制度化
第5章 上海特別市衛生局の設立とその活動
第6章 1930年代のコレラ撲滅運動―国際連盟による対華協力と華租両界の公衆衛生行政
第7章 日中戦争期上海の公衆衛生行政―コレラ予防運動を例として
第8章 戦後内戦期から中華人民共和国建国初期上海における公衆衛生行政
終章 近代上海と公衆衛生

著者等紹介

福士由紀[フクシユキ]
1973年北海道生まれ。一橋大学大学院社会学研究科博士課程修了。博士(社会学)。日本学術振興会特別研究員を経て、総合地球環境学研究所研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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