内容説明
サッチャー政権下におけるイギリス炭鉱争議が、新自由主義諸政策の成否をかけた歴史的な”労資激突”であったことを、発生前史、前史、展開、後日談に分けて考察する。
目次
若干の「現況」と本書の課題
第1部 イギリスの炭鉱争議(1984~85年)=発生前史(政府の国有産業対策と労使関係法制の展開;経済・労働関係指標とエネルギー・石炭政策、労使交渉機構;石炭産業における労働組合とNUM(全国炭坑夫労働組合))
第2部 イギリスの炭鉱争議(1984~85年)=発生、展開、終焉(全国ストライキ突入、労使交渉の重大な決裂(1984年3月~10月)
労使交渉の重大な決裂から84年末へ(1984年10月~12月)
ワーキング・マイナーズの増大とスト中止、職場復帰(1985年1月~3月) ほか)
第3部 イギリスの炭鉱争議(1984~85年)=後日談(炭鉱争議・UDM結成後の炭鉱労使関係;石炭産業の民営化と炭鉱労使関係)
イギリスの石炭産業=その後と現在および展望
著者等紹介
早川征一郎[ハヤカワセイイチロウ]
1938年、新潟県生まれ。東京大学大学院経済学研究科修士課程修了。前職:法政大学大原社会問題研究所教授。現在、法政大学名誉教授、大原社会問題研究所名誉研究員。学位:経済学博士。専攻:社会政策・労働問題。所属学会:社会政策学会、日本労働法学会(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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