内容説明
ジャカルタの都市コミュニティに暮らす人びとの生活世界を地域保健活動(ポスヤンドゥ)から読み解く―。「開発の時代」―ポスト「開発の時代」を通底する地域住民組織と地域住民活動の意義について考察する。
目次
第1章 インドネシアにおける「開発の時代」と地域社会―「開発体制」研究の問題点
第2章 ポスヤンドウの制度的布置―開発のなかのポスヤンドウ
第3章 調査地の概況とポスヤンドウの基本的機能・構造
第4章 地域社会からみた「開発の時代」―チキニ町における地域保健活動の展開
第5章 通貨危機とカデルの機能―クウィタン町の事例
第6章 郊外カンポンにおけるポスヤンドウ活動―チブブール町の場合
第7章 「実践コミュニティ」としてのポスヤンドウ活動
第8章 カデルとカンポンの日常
第9章 サービスの受け手
終章 ポスヤンドウの可能性と限界
補論 カンポンの地域活動―アリサン
著者等紹介
齊藤綾美[サイトウアヤミ]
1974年長野県生まれ。東北大学文学部卒業。2001‐2003年インドネシア大学日本研究センター客員研究員(アジア諸国等派遣留学プログラムによる)等を経て、2006年東北大学大学院文学研究科博士後期課程修了。現在、日本学術振興会特別研究員(PD)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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