内容説明
詩人の感性と精緻な思考で神話・民話・遺跡・祭りに隠された月のシンボル表現を読み解き、近代が否認した循環的な自然観と再生思考を21世紀に再建する。
目次
1 出雲系神話を通してオオクニヌシを考える
2 井戸尻の遺跡を通して「大地母神の胎内」を考える
3 民話からオオクニヌシを考える
4 イザナミの出雲への移住・イザナギとの別れ
5 イザナミ追慕の祭り
6 イザナミの魂を花で祭れ
著者等紹介
高良留美子[コウラルミコ]
詩人・評論家・作家。1932年東京生。東京芸大美術学部、慶応大学法学部に学ぶ。先鋭な文化雑誌「希望」に参加。56年海路フランスへ短期留学、近代美術館勤務。89~96年城西大学女子短大文学部客員教授。詩集『場所』により第13回H氏賞、『仮面の声』により第6回現代詩人賞、『風の夜』により第9回丸山豊記念現代詩賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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