内容説明
この新しいバーク論は、かれの思想全体を俯瞰しながら、そこにふくまれる主要な諸問題について斬新な解釈を試みている。
目次
１ バーク解釈の課題
アイルランドの野心家
イギリスの政治家
ヨーロッパの警世家
ブルジョア階級の政治経済学者
バークと現代
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
小室
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優秀な政治家とはこうあるべし、ということを示すＥ・バークを分析した本。彼は、一般的に保守的な政治家として認知されているように思われるが、実際には保守的でもあり、かつリベラルな政治家であった。世襲制や過度な新自由主義的な思想に首肯することはできないが、利益誘導型ではなく、国益や社会全体の構造を最重視して政治家としての活動を行った彼は、やはり偉大な人物であったといえよう。2010/03/11
