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内容説明
チェルノブイリ原発事故に終りはない。いま、私たちは食料を通じて被曝しつつあるのだ。生命と自然に対する原発の罪を暮しのなかから徹底的に問う。
目次
ポスト・チェルノブイリ時代を生きる
チェルノブイリ、そして日本
暮しの質から考え直そう
チェルノブイリの真相
地球をかけめぐる核燃料物質―核燃料サイクルのアキレス腱
チェルノブイリかたすとろふ
童話風『チェルノブイリものがたり』
インフォメーション・フラグメント
反/脱原発運動の直面する三つの局面
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
更紗蝦
2
チェルノブイリの原発事故の時に、世界がどんな対応をしたのかが、生々しく記録されています。当時のドイツの対応が、福島第一原発事故に対する日本の対応にそっくりだったことには驚きました。サリー原発のギロチン破断事故、R-DANという原発を監視するネットワーク、久里浜の核燃料加工工場など、この本で初めて知った事柄も多かったです。「日本とフランスとソ連が、原発を推進する理由は、中央集権官僚国家だから」「まじめに民主主義をやれば原発を続けていくわけにはいかない」という作者の主張には、考えさせられました。2013/06/14