ファミリー・ファームの比較史的研究

ファミリー・ファームの比較史的研究

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  • サイズ A5判/ページ数 546p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784275007353
  • NDC分類 611.04

内容説明

欧米と社会主義諸国においてはファミリー・ファームが主要な経営主体になりつつあり、日本は自作農体制が行き詰っている。世界史的傾向と矛盾を模索する最新の研究。

目次

第1部 外国編(19世紀末イギリス農業労働者組合と土地問題;今世紀初頭南フランスぶどう栽培労働者の争議;戦後西ドイツにおける農民経営の展開;20世紀初頭オーストラリアの経済と農業構造;イタリア南部における土地占拠と土地改革;ハンガリーにおける第二次世界大戦後の土地改革と農民的土地所有;ホームステッド法の政策理念;大恐慌期アメリカ農民運動の一断面―農民休日協会運動への試論;第一次大戦前のイギリス移民とカナダ農業;中国農業における集団経営の崩壊と農民経営の復活;ミナンカバウの農家と土地制度;スリランカ、オッカンピティヤ入植地における農業発展―農民と改良普及員との関係をめぐるケース・スタディ)
第2部 日本編(明治期の土地持ち農民とその周辺;柳田国男の「中農養成策」;石川理紀之助と「百姓地主」;備荒儲蓄法における自作農の問題;日清戦後期の「農会」構造―玉利喜造と酒勾常明;戦前期「農村指導者」の農民観―横井時敬・岡田温を中心に;中農標準化傾向と農民経営;農民組合の土地〈政策〉;戦前期における土地問題と小作関係法案―小作慣行をめぐって;水利事業をめぐる国家・地主・農民―用排水幹線改良事業を中心に;昭和恐慌下の養蚕農民―片倉製糸からの透視;戦後農政と自作農主義―農業基本法をめぐる議論を中心に;日本における自作農主義の系譜)

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