内容説明
大正デモクラシー・リベラリストたちの群像。イギリス新自由主義をいち早く取り入れた『東洋経済新報』の思想・言論は、日本帝国主義政策をどのように批判したか。豊富な文献資料を用いて日本近代思想を浮き彫りする。
目次
１ 東洋経済新報社とイギリス新自由主義（「急進的自由主義の成立」；三浦銕太郎の反帝国主義論；社会問題；新自由主義；ホブハウスと石橋湛山）
２ 植原悦二郎における国民主権論の形成（信州からアメリカへ；イギリス留学；イギリスでの研究；ウォラス宛の手紙）
紹介 日本人のロイド・ジョージ論―明治末期―第１次世界大戦（茅原華山の論稿；『東洋経済新報』・『東洋時論』収載の翻訳と論稿；煙山専太郎の論稿；内ケ崎作三郎の著書；堀江帰一の論稿；河上肇の二つの論稿；植原悦二郎の著書；植原・石鼓生論争；ロイド・ジョージの戦時演説集の翻訳）
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