実験室としての都市―パーク社会学論文選

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実験室としての都市―パーク社会学論文選

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  • サイズ A5判/ページ数 264p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784275006608
  • NDC分類 361.78

内容説明

パークの〈まなざし〉。都市をどのように見るか。人間と社会をどのように理解するか。パークは日常的世界を見た。彼は人びとの生活と社会的現実にアプローチした。彼は社会学の視点と方法について論じた。都市研究の先駆者であり、アメリカ社会学の発展に道を開いたパーク。ここにはパークの眼がある。ここに社会学のドラマがある。パークは現代に生きている。

目次

自伝的ノート
社会的実験室としての都市
仮面の背後にあるもの
人種偏見の基盤
人間の移住とマージナル・マン
ウィリアム・グラハム・サムナー、ウィリアム・I.トーマス、フローリアン・ズナニエッキーの社会的方法
人間生態学
知識の一形式としてのニュース
パーク偏見論の問題点(好井裕明)
「原型」としての都市社会学(町村敬志)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

うえ

9
「移民が見知らぬ国で自分の運命を探求しようと家郷を捨ててくるときに経験する過渡期と危機の時期に比べ得るような時期が、われわれの大半の生活の中にもあることは疑いがない。だがマージナルマンの場合、危機はかなり永続的である。…もともとマージナルマンは、合衆国における白人と黒人の混血児やアジアにおける欧亜の混血児のように、混血である。…アジアやアフリカにおけるカトリック改宗者は、たとえマージナルマンの特性の大半でないとしても、その多く(…精神的に不安定であるし、自己意識が強く、くつろぐことがない…)を示している」2019/07/16

遠山太郎

0
1)マージナルマンはシカゴ・モノグラフの一つとしての概念かも。境界人というのはわが身にかんがみるものがあるのだけど、後続の研究に続く。ブリッジブック社会学~シカゴとコロンビアの結婚~の理解に役だった。 ◇社会的実験室としての都市 17 ブース ラウントリー 30 都市はるつぼ。西洋だけが家族でなくポリスに基礎がある。 32 メリアムによる政治過程の現実主義的な研究。35 都市では、秘められた野心や抑圧された願望が、残らずどこかで表現されることになる。ありとあらゆる形をとって現れる人間の本性を、都市は強化し2013/05/30

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