出版社内容情報
人々はどのような基準のもとに環境の価値を判断するのか。環境質の選好関係の代替性と、金融リスク分析に用いられる相対評価型選好概念を取り入れた新しい環境評価手法を紹介。
目次
第1章 環境評価の現在:本研究の目的と構成
第2章 既存研究の整理(経済モデルにおける環境の意味;環境質の価値分類 ほか)
第3章 顕示選好データによる非利用価値の計測手法(顕示選好データによる存在価値の計測手法;顕示選好データによる遺産価値の評価手法 ほか)
第4章 環境質の代替性を考慮した評価手法(Kuhn‐Tucker Model;代替性を考慮した環境質の便益定義と価値分離 ほか)
第5章 参照点依存型選好を考慮した環境質の評価手法(参照点依存型選好を考慮した消費者行動の基礎理論;参照点依存型選好を考慮した便益定義と理論分析 ほか)
第6章 環境評価の今後の課題(本研究の知見;本研究の課題)
著者等紹介
奥山忠裕[オクヤマタダヒロ]
1977年宮城県生まれ。2000年東北大学経済学部卒業。2003年東北大学大学院経済学研究科博士課程前期修了。2005年政策研究大学院大学政策研究科助手。2006年東北大学大学院経済学研究科博士課程後期修了(博士(経済学)取得)。2007年政策研究大学院大学政策研究科研究助手(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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