内容説明
「韓流」を契機に東アジアに発信され拡散する韓国文化とその未来。文化、政治、経済、市民社会、ジェンダー、出版メディア、映画産業、民主化運動を精緻に分析。
目次
第1部 東アジアを構想する文化力(韓流、東アジア疎通の道具;真の東アジア連携を求めて ほか)
第2部 「韓流」と日本(韓流インパクト―ルックコリアと日本の主体化;ポピュラー音楽の実践の中の文化的雑種性 ほか)
第3部 「韓流」と東アジア(“韓流”と親密性の政治学 アジアの近代性とジェンダー;ポスト「冬のソナタ」の日本―映画的想像力とドラマ的ファンタジー ほか)
第4部 韓流の底流(386世代と「韓流」映画―消費の快楽と社会批判としての映像表象;“グローバル化時代”の東アジアにおける「人口移動」の実態―「韓流の底流」にかかわる問題提起として ほか)