内容説明
開港・開国という時代のなかで、人々がどのようにして生業の礎を築き、活路を切り開いていったかを、確かな資料と消えかかる記憶に導かれて描き出す。
目次
1 内海兵吉の横浜開港とパン製造業―元祖としての確固たる地位をかたちづくる
2 石井喜清の鉄道開通と酒類小売業―旅篭屋からの方向転換を探りだす
3 笠原兄弟の養鶏業と高度成長期―苦境をバネに状況を先取りする
4 リューリ兄弟の貿易商会とロシア革命―北洋漁業貿易の先駆者として盛りかえす
著者等紹介
内海孝[ウツミタカシ]
1949年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科修士課程修了。東京外国語大学教授、大佛次郎記念館研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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