内容説明
商業伐採が終わった熱帯二次林生態系における、入植民たちの自然環境・制度・市場への適応プロセスを動態的に把握することにより、オルタナティブな視座を提供する。
目次
第1章 人間社会―森林系を複雑適応系として把握する
第2章 自然環境・市場・制度への適応戦略
第3章 商業伐採と伐採フロンティア社会の形成
第4章 伐採フロンティア社会におけるコモンズの構築
第5章 採取林業から育成林業への転換過程
終章 まとめと政策提言
著者等紹介
関良基[セキヨシキ]
1969年信州上田生まれ。1994年京都大学農学部卒業。1996年京都大学大学院農学研究科熱帯農学専攻修士課程修了。2000年京都大学大学院農学研究科森林科学専攻博士課程修了。2002年に学位取得。博士(農学)。早稲田大学アジア太平洋研究センター助手、早稲田大学現代中国総合研究所リサーチアシスタントなどを経て、(財)地球環境戦略研究機関(IGES)・客員研究員、同志社大学社会的共通資本研究センター・客員フェロー、東京外国語大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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