内容説明
「出稼ぎ」を当事者の論理から、村落、家、個人レベルで立体化して検証し、日本農村が「生業セット」を主体的に選択しながら、柔軟な社会構造を生成してきたことを実証する。
目次
序章 研究目的・課題・方法
第1章 「出稼ぎ」労働研究の視角と課題
第2章 調査地の概況と生業の展開
第3章 酒造「出稼ぎ」と個人の相関
第4章 酒造「出稼ぎ」と家業経営の相関―A家を事例として
第5章 酒造「出稼ぎ」と村落構造の相関
著者等紹介
矢野晋吾[ヤノシンゴ]
1964年生まれ。1988年早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。1988~1993年日経BP社(旧・日経マグロウヒル社)入社、編集記者。経済雑誌、建築雑誌等を担当。その後フリーランスとしてビジネス関連、土地、税務ほか、紀行文などの記事を執筆。1993年早稲田大学大学院人間科学研究科修士課程修了。2000年早稲田大学大学院人間科学研究科後期博士課程修了。博士(人間科学)。2000年滋賀県立琵琶湖博物館研究部学芸技術師を経て現在、主任学芸員
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